2026
09/30

特殊詐欺の被害額が前年比98%増に ― 今週の防犯ニュースと家庭でできる備え

特殊詐欺の被害額が前年比98%増に 今週の防犯ニュースと家庭でできる備え

今週も全国各地で特殊詐欺や強盗事件のニュースが相次ぎました。手口の組織化・国際化が進む一方、行政による対策支援も広がっています。今週報じられた防犯関連ニュースから、特に注目すべき5件をピックアップしてお届けします。

今週注目の防犯ニュース

1. 特殊詐欺、令和7年は認知件数・被害額とも急増

警察庁によると、特殊詐欺の被害額は前年比+98%の約1423億円に達し、警察官をかたる「ニセ警察詐欺」が全体の4割弱を占めています。被害の急増は依然として深刻な社会問題となっています。

出典: 警察庁SOS47

2. 千葉・野田の強盗致傷事件、闇バイト応募の実行役3人逮捕

2月に千葉県野田市の高齢夫婦宅に押し入り88歳の夫を殴るなどして金庫を奪った強盗致傷事件で、闇バイトに応募したとみられる実行役の男3人(未成年含む)が逮捕されました。匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」の関与も捜査されています。

出典: チバテレ+プラス

3. 警察官騙り6000万円詐取、台湾籍2人逮捕

岐阜県警は、警察官になりすまし90代男性から現金6000万円をだまし取ったとして台湾籍の男2人を逮捕しました。短期の在留資格で来日し「受け子」役を担っており、匿名・流動型犯罪グループによる外国人動員の手口とみられています。

出典: NHKニュース

4. マレーシア拠点の特殊詐欺グループ摘発、日本人6人拘束

マレーシア警察は、西部ペラ州の住宅を捜索し、日本人を狙う特殊詐欺に関与した疑いで日本人6人・中国籍1人の計7人を拘束しました。詐欺に使われたとみられる携帯電話やパソコンを押収し、全容解明を進めています。

出典: Infoseekニュース(TBS系)

5. 東京都、家庭用防犯機器の購入補助を継続

東京都は体感治安の悪化を踏まえ、令和7・8年度の緊急対策として、区市町村を通じた家庭用防犯カメラ等購入費の補助事業を実施しています。

出典: 東京都都民安全総合対策本部

所感

今週の防犯ニュースからは、特殊詐欺・強盗事件が「トクリュウ」と呼ばれる匿名・流動型犯罪グループによって組織化され、闇バイトを通じて実行役が使い捨てのように調達される構図が改めて浮き彫りになりました。拠点や実行役が海外にまで広がるなど、手口の国際化・巧妙化も進んでいるとみられます。ご家庭では、不審な電話やSNSでの高収入案件への警戒に加え、家族間で「怪しい電話が来たらまず確認し合う」といったルールを共有しておくことが引き続き有効です。行政の防犯機器購入補助制度なども積極的に活用しながら、無理のない範囲で対策を進めていただければと思います。

来週も引き続き、防犯に関する最新情報をお届けしてまいります。ご家庭や職場での防犯対策の一助となれば幸いです。


※本記事はニュース報道をもとに作成しています。最新情報は各出典元でご確認ください。