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最新の特殊詐欺の手口と対策 【身近な人が被害に遭わないために】


こんにちは、あんしん壱番の李(Lee)です。

最近、なんと17歳の高校2年生が特殊詐欺に加担して逮捕されたというニュースがありました。

高2少女、詐欺疑いで逮捕 女性警官のふりか
https://www.sankei.com/affairs/news/201028/afr2010280014-n1.html

いわゆる「闇バイト」と呼ばれているもので、TwitterなどのSNSでも募集していることから若者が気軽に応募してしまうケースもあるようです。

最新の特殊詐欺の状況

大阪府下の特殊詐欺発生状況を見てみると有名な「オレオレ詐欺」は少し減ってきているようです。
特に多くなっているのが「預貯金詐欺」といわれているものです。冒頭で紹介したニュースもこの「預貯金詐欺」の事件です。

大阪府警サイト 大阪府下の特殊詐欺発生状況
https://www.police.pref.osaka.lg.jp/seikatsu/tokusyusagi/hassei/6648.html

また似た手口で「キャッシュカード詐欺盗」というものがあります。大阪ではまだあまり発生していませんが、全国的にみると架空請求詐欺などよりも発生件数が多くなっています。

警視庁サイト 特殊詐欺認知・検挙状況等について
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/sousa/sagi.html

今回は「預貯金詐欺」と「キャッシュカード詐欺盗」の犯行手口と対策を解説します。

預貯金詐欺とは?

預貯金詐欺は下記のような手口で行われます。

1.「〇〇署刑事課の〇〇」や「銀行協会の〇〇」とそれっぽいところから電話がかかってきます。そして「あなたの口座が特殊詐欺グループによって不正に利用されている」などと言い、不安にさせます。
2.相手を不安にさせたところで、「キャッシュカードの利用停止をします。手続きに口座番号と暗証番号が必要なので教えてください」と言って暗証番号を聞き出します。
3.「新しいキャッシュカードに交換が必要なので、銀行協会の者を向かわせます。キャッシュカードをその人に渡してください」などと言ってきます。電話で話している途中にチャイムが鳴ることもあります。
4.玄関に出ると、スーツを着た銀行員っぽい人がいます。その人にキャッシュカードを渡すと「新しいカードは後日郵送で送る」といわれます。
5.キャッシュカードを受け取った犯人は聞き出しておいた暗証番号を使って現金を引き出します。

こんな手口でだまされるのかと思う方もいるかもしれません。しかし、詐欺グループはあらゆる方法で「それっぽく」します。
例えば「銀行協会の者が向かっていますが、必ず身分証を付けていますので確認してください」と言ったりします。もちろんその身分証は偽物なのですが、「身分証を付けているということは本物の職員だ」と考えてしまう心理を利用して騙します。

また家族などに相談させないために電話を切らせないか、切った直後に銀行協会や警察を名乗る人が訪ねてきます。

キャッシュカード詐欺盗とは?

キャッシュカード詐欺盗は預貯金詐欺の変化形です。
下記のような手口で行われます。

1.「〇〇署刑事課の〇〇」や「銀行協会の〇〇」とそれっぽいところから電話がかかってきます。そして「あなたの口座が特殊詐欺グループなどによって不正に利用されている」と言い、不安にさせます。
2.相手を不安にさせたところで、「キャッシュカードの保護申請が必要になりますので、金融庁のものを向かわせます。キャッシュカードを準備しておいてください。」と言って準備させます。
3.数分後、金融庁を名乗る人間がきて「保護申請をするので、キャッシュカードと暗証番号を書いた紙をこの封筒にご自身で入れてください。」といって入れさせます。
4.「封筒を封印するので、印鑑をとってきてください」と言って、印鑑を取りに行かせている隙に、封筒をすり替えます。
5.戻ってきたらポイントカードなどが入っている封筒を渡し「ここに封印の印鑑を押してください。〇日までは開けないでください」と言って封印させます。
6.すり替えておいたキャッシュカードから現金を引き出します。

まるでマジックのような手口です。
この手口の巧妙なところは「自分自身で封筒にキャッシュカードを入れさせる」という部分です。自分で入れさせることで間違いなく封筒の中にキャッシュカードはあるはずと思いこませます。そして「〇日まで開けないでください」ということで犯行が発覚するのを遅らせます。

キャッシュカードを渡す・電話口で暗証番号を教えるというステップが必要ないので怪しまれることなくキャッシュカードを盗むことができます。

特殊詐欺にあわないようにするには

被害者は高齢者女性

警察庁から出ている資料によると令和2年1月~9月の「預貯金詐欺」と「キャッシュカード詐欺盗」の被害者は65歳以上の高齢者が96%を占めます。
また男女比だと男性より女性の方が3~4倍被害に遭っています。

特殊詐欺に遭った高齢者の方はお金を取られるだけでなく、パートナーや家族から「どうして騙されたんだ」と責められて、非常に傷つき自殺してしまうケースもあります。

高齢者が騙されやすい理由としては「在宅時間が長い」「社会から孤立している」「認知機能の低下」「騙されないという誤った自信」などがあります。
在宅時間が長いほど、犯人からの電話をとる可能性も高くなります。また社会から孤立しているケースも多く、孤立している寂しさから親切な言葉をかけてもらえると信頼してしまうこともあります。
また認知機能(判断力や理解力)が低下することで詐欺だと見抜けないこともあります。

このように高齢者が自分自身の力で詐欺を防ぐというのは難しいのが現状です。
家族などの周りの方が特殊詐欺にあわないような環境をつくることが大切です。

「高齢のご両親が特殊詐欺に遭ったらどうしよう…」と心配で色々調べてこのブログにたどり着いた読者も多いのではないでしょうか。
そのような方は下記のような対策を是非実施してみてください。

詐欺を防ぐ具体的な対策

普段から留守番電話を利用する

たとえ在宅中であっても留守番電話にしておき、折り返し連絡が必要な場合のみかけ直すという方法は有効です。

警視庁が作った「電話にすぐ出ない体操」を普段からやってもいいかもしれません。

ただし最初のうちは気を付けて留守番電話にしておいても、そのうち面倒になってかかってきた電話に出てしまうこともありますのでご両親等の理解が必要になります。

自動アナウンスで警告する

詐欺グループは証拠が残ることが嫌います。
なので「この電話は特殊詐欺などの犯罪防止のため自動録音されます」とアナウンスを流すようにすると犯人も警戒し、電話を切るケースもあります。

もともと電話機自体にそのような機能が付いている場合もありますが、ついていない場合は下記の商品がおすすめです。

普段から家族で話し合うようにする

普段からご両親などに「こんな風な電話がかかってきたら詐欺だよ」や「こんな詐欺が流行っている」など情報を共有することで被害を防げるケースもあります。

まとめ

詐欺グループは手を変え品を変えて私たちを騙そうとしてきます。
「オレオレ詐欺」がかなり有名になり、騙される人が少なくなると別の手口で騙す人が出てきます。

常に最新の情報を収集して犯罪手口を知ることが大切です。
このブログでもどんどん発信していくので、是非チェックしてみてください。

それではまた!(o|o)

追記 闇バイトについてのあれこれ

冒頭で紹介した闇バイトですが、名称は「闇バイト」と言っていますが、要は使い捨て要員の募集です。
稼ぎが減るのにわざわざバイトを雇うのは、詐欺グループの人たちが自分では出来ないくらいリスクの高いことだからです。

詐欺グループは「一回だけでもいい」「簡単に稼ぐことができる」「うちのグループでは逮捕者が出たことはない」など言葉巧みに誘います。彼らは闇バイトを雇うためならどんな無責任な嘘でもつきます。

しかし実態は詐欺グループの人たちでもやりたくないような、逮捕のリスクが最も高い役割を使い捨て要員にやらせているだけです。
詐欺グループの人は闇バイトの人が逮捕されたとしても、全く気にしません。あっさり切り捨てられて、姿を消してしまいます。

「預貯金詐欺」「キャッシュカード詐欺盗」の場合は「受け子」「出し子」と呼ばれている役割を闇バイトの人にやらせるケースが多いようです。
「受け子」とは銀行協会員や警察官のふりをして、キャッシュカードを受け取る役割です。最も逮捕される確率が高い役割です。
「出し子」とはだまし取ったキャッシュカードを使ってATMからお金をおろす役割の人です。ATMの防犯カメラに映り証拠が残るため、逮捕される確率は高い役割です。
「受け子」と「出し子」を同じ人が担当している場合もあります。

この受け子、出し子が最も逮捕されやすいので、使い捨て要員としてTwitterなどで募集したバイトにその危険な役割をやらせるわけです。
今まで逮捕者が出たことがない、安全に簡単に稼げると強調しますが、普通に考えればそんなことはあり得ないとわかります。(安全にというのは不可能です。もし本当に安全ならバイトを募集せず、自分たちでやってます。)

受け取る中身は知らなかった、指示通り動いただけという言い分は通用しないので、絶対に関わらない・関わってしまったら警察へ相談するようにしましょう。

それではまた(o|o)

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