2021
03/18

防犯カメラを設置するために必要な機器一覧!防犯カメラの選び方

こんにちは、あんしん壱番の李(Lee)です。

今回は「防犯カメラを自分で設置したいけど何を買えばいいかわからない」という方向けに、必要なものや選ぶ基準をご紹介します。
本当に基礎の基礎から解説しますので、防犯カメラの知識が一切なくてもこの記事を読めば最低限必要なものはわかるようになります。

この記事で解説しているのは「AHDカメラ」の設置についてです。
wifiカメラ、ネットワークカメラ、SDカード録画式カメラなどの防犯カメラはまた違った設備等が必要になります。

記事を読むのが面倒だという方は↓を買えば必要なものは(モニターとHDMIケーブル以外)そろいます。

AHDカメラの基本設計

必要なもの一覧

・防犯カメラ本体
・電源ケーブル(防犯カメラ用)
・録画機(DVR)
・電源ケーブル(録画機用)
・同軸ケーブル
・モニター
・HDMIケーブル

防犯カメラ本体


はい、まずは防犯カメラ本体は必要になります。
よっぽど変な防犯カメラを買わない限り、最近のAHD防犯カメラには下記の機能は標準で備わっています。

フルハイビジョン撮影
画質はフルハイビジョン(200万画素)が一般的です。昔の防犯カメラは動きがカクカクしていたり画質が荒かったりしていましたが、今ではテレビと同程度の画質で映像を撮ることができます。
(4Kテレビを使っている人からすると画質は落ちて見えるでしょうが…)

夜間撮影
夜間になると自動で赤外線撮影に切り替える機能をもっています。
防犯カメラは24時間撮影する必要があるので、夜になると撮影できないというのでは困ります。そのため夜間もしっかり撮影できるようになっています。よく事件のニュースなどで白黒の防犯カメラ映像を見ることがありますが、あれが赤外線撮影です。

下記の機能はカメラによってはついていなかったりします。
防水性能
屋外に設置する場合は防水仕様の防犯カメラを設置することをお勧めします。
防水機能がある防犯カメラには、IP〇△と記載されています。これはJIS規格で定められた保護の等級をを示すもので、IPの後に続く数字がそれぞれ「防塵」「防水」の性能を表しています。
防水機能ありとされているカメラはIP66と表記されているものが多いと思います。

耐衝撃性能
耐衝撃性能はドームカメラについていることが多いです。その名の通り、カメラが破壊されないように衝撃に強い素材でカメラを覆っています。
一般家庭で取り付ける防犯カメラには必要ないと思いますが、カメラの破壊が気になる人はこの機能があるカメラを買いましょう。

PTZ機能
PTZ機能とはパン、チルド、ズームの略で上下左右にカメラのレンズを移動させることができ、望遠・広角を調節できるカメラのことです。
これも一般家庭では必要になるケースはあまりありません。「こういう用途で使いたい」という事情があるときはこのPTZ機能があるカメラを選びましょう。

この他にも防犯カメラの機能はたくさんありますが、上記の機能についてはお客様からもよく聞かれる部分ですので、皆さんが気になるポイントなのだと思います。
当店のオススメの防犯カメラは↓です。


200万画素で、夜間撮影はもちろん可能、防水性能はIP66でズーム機能もついています。
個人の方はもちろん、マンションやオフィスなど様々な方におすすめできる防犯カメラです。

電源ケーブル(防犯カメラ用)


防犯カメラは電源が必要になります。電源ケーブルは防犯カメラに付属していることが一般的です。

よく電池式のものはありませんか?と聞かれますが、AHD防犯カメラで電池式はないと言っていいと思います。
というのは防犯カメラは原則24時間稼働させる必要があるので、電池がすぐになくなってしまうためです。

録画機(DVR)


上述した防犯カメラというのはあくまで映像を撮影する機械です。撮影した映像を録画するためには録画機が必要になります。
(一昔前のテレビとビデオデッキのような関係といえばわかりやすいでしょうか…?)

防犯カメラの映像を録画する機械のことをDVR(デジタルビデオレコーダー)と呼んでいます。
DVR内にあるHDDに映像が記録されていきます。↓の赤い矢印がHDDです。

DVRの仕様書にはおおよその録画日数が記載されているので、確認するようにしましょう。
最高画質で10日~2週間くらい録画できていたら十分だと思います。

モニターの近くに設置することが一般的です。
またDVRは単に映像を録画するだけではなくいろいろな機能が備わっています。

映像のDL
防犯カメラの映像はモニターに接続してみるだけではなく、ダウンロードすることもできます。
録画機にUSBメモリを差し込んでダウンロードするものが一般的です。
警察に映像を渡す際に利用しましょう。

画質の調整
画質もDVRで調整します。
録画時間が思ったより短い場合は画質を落とす、シャッタースピードを下げると改善されます。(シャッタースピードを下げると映像がカクカクします)
最初は最高画質にしておいて、希望の録画日数に満たなければ徐々に画質を落としていくというのがおすすめです。

スマホでの映像視聴
DVRにLANケーブルを差し込むことで、スマホからも映像を見ることができるようになります。
専用アプリから映像視聴でき、設定も簡単なケースが多いです。

モーション検知録画
動きを感知した時だけ撮影するモーション検知録画の設定もできるものが多いです。
ただあまり使うことはありません。その理由は→「防犯カメラのモーション検知は必要?おすすめの使い方を解説」をご覧ください。

DVRもたくさんの機能が付いていたりしますが、機能が多すぎると返って使い方がわかりにくくなります。
「こういう機能がほしい」というケースを除き、上記の機能があれば十分満足できるのではないかと思います。

当店オススメのDVRは↓です。


4台まで1つのDVRで録画できます。2TBのHDD付きで約72日の録画が可能です。

電源ケーブル(録画機用)


DVRも電源が必要です。通常DVRに付属しています。

同軸ケーブル


同軸ケーブルは防犯カメラからDVRに映像を送る線のことです。

最近では同軸ケーブルと電源ケーブルが一体になったものもあります。


電源ケーブル(防犯カメラ用)の代わりに↑のケーブルを使うと防犯カメラ設置場所周辺に電源コンセントがなくても、電源を確保できるので便利です。

モニター


DVRとモニターをつなぐことで映像が見ることができるようになります。
DVRの仕様に記載されている映像出力端子を確認するようにしましょう。↓のDVRの場合、赤枠の部分が映像出力端子です。

最近はHDMIが一般的です。VGAに対応している場合もあります。

DVRがHDMI出力ならHDMI入力できるモニターを準備しましょう。
防犯カメラ用にモニターを買ってもいいですし、HDMI入力できるならテレビでもOKです。

HDMIケーブル


DVRとモニターをつなぐ線です。上記の通り、HDMIやVGAが一般的です。
DVRの仕様を確認して購入しましょう。

ちなみに↓のDVRはHDMI、VGAどっちにも対応しています。

まとめ

以上が防犯カメラの設置に必要なものになります。
これだけのものを買いそろえれば防犯カメラを設置するのに必要な機材は揃えることができます。

取り付け工事の際に必要なものについては機会があれば解説します(*^^*)
それではまた(o|o)