2020
11/20

車の合鍵を作ったのにエンジンがかからない!その原因、実は…

こんにちは、あんしん壱番の李(Lee)です。

車のキーを失くしてしまったときのために合鍵を作っておきたいという方も多いのではないでしょうか。
町の鍵屋さんでも合鍵を作ることができますが、いざ使おうとしてみるとエンジンがかからないことがあります。

ちゃんとドアのロックも開けれるし、エンジキーの部分にもさすことができて回せるのに、エンジンがかからない…それ実は「イモビライザー」が原因です。

イモビライザーとは


イモビライザーとは車についている防犯装置の一種です。よく↑のようにキーに樹脂製のヘッドが付いていることがありますが、こういった樹脂製のヘッドの中にICチップ(トランスポンダ)が入っていて、チップに登録されているIDと車体のIDが一致しないとエンジンがかからないようになっています。(写真のキーはリモコンキーです。こういった樹脂製ヘッドにイモビがよく入っていますが、リモコンキーだからといって確実にイモビが付いているとも限りません。)

以前はキーを回せばエンジンがかかっていたのですが、窓ガラスを割って車内に入り、無理やりエンジンを回して車を盗むという犯罪が特にヨーロッパで相次いだため、イモビライザーという装置が導入されました。
1990年代に装着が義務化された欧州とは異なり、日本は犯罪率が低いせいかまだ義務化されておらず、イモビライザーがついていない車もたくさんあります。(うちの社用車にもイモビライザーはついていません…)

イモビライザー付きキーの合鍵は?

イモビライザーが付いているのに、キーの部分だけ合鍵を作ってしまうと冒頭に紹介したような「ドアロックは開けれるのに車の合鍵を作ったのにエンジンがかからない」というようなことが起こります。
なのでイモビライザー付きの場合は、ディーラーにお願いして純正キーを手配してもらうか、イモビライザーの複製ができる鍵屋さんに依頼するようにしましょう。
鍵屋さんに依頼する場合は車の種類や年式を伝えて合鍵作成が可能か事前に確認することをお勧めします。イモビライザーの複製ができる機械をもっていない合鍵屋さんもたくさんあります。
悲しいかな、かく言う当店もイモビライザーの登録する機械を持っていない合鍵屋さんです。

うちの車にはイモビライザーついている?

イモビライザーがついているかどうかの確認にはいくつかの方法があります。
1.車の種類、年代などからカタログを見て調べる。
2.インジケーターランプを見る。
3.樹脂ヘッドを分解する

おすすめは2番目の方法です。一番簡単ですし、確実です。イモビ付きの場合は鍵の形をしたインジケーターランプが光っていることが多いのでそれを見ればわかります。

おまけ

Q.イモビライザーがついていたら絶対に盗まれないの?
A.いいえ、そんなことはありません。レッカーで車体ごと持っていかれることもありますし、イモビライザーで車上荒らしは防げません。
またイモビカッターというイモビライザーを初期化してしまうような機械も存在します。少し前の車種だとこのイモビカッターでイモビライザーを無効化されたりします。
(最近の車はイモビカッターキラーという対策がされています。いたちごっこですね)

それではまた(o|o)