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防刃手袋おすすめ10選!各手袋の特徴を徹底解説

こんにちは、あんしん壱番の李(Lee)です。

そろそろ春を感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は防刃手袋について解説します。一口に防刃手袋といっても切りつけ(耐切創)にだけ対応しているものもあれば、注射針などの細い針への耐突き刺しに優れているものもあります。
防刃手袋には様々な種類があり、どれを選べばいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが防刃手袋に使われている生地の特徴から用途に合った手袋を選ぶ方法です。

生地の素材で選ぶ

防刃手袋で最も大切といっても過言ではないのが手袋に使われている生地です。生地に使っている素材によって手袋の防刃性能や特徴は大きく変わることになります。
当店で取り扱いしている防刃手袋の生地には「1.ケブラー」「2.スペクトラ」「3.タートルスキン」「4.ステンレス」などがあります。

1.ケブラー


防刃生地といえばケブラーといわれるくらいとてもよく使われています。ケブラーは1960年代に米国デュポン社が開発したアラミド繊維からできている商品です。3大合成繊維の一つナイロンと同じポリアミドで出来ています。ケブラー素材の特徴として、下記のものがあげられます。

耐切創性

高強度で耐切創に優れ、同じ重さで比較すれば鋼鉄の約5倍の強度があるともいわれています。

耐熱性

耐熱性に優れ、他の有機繊維の様に溶融せず炭化するため、熱によって溶けた繊維が皮膚に付着したり、収縮により締め付けられる危険がありません。自己消火性もあるため、炎から離すことで自然と消火します。

その他

比較的安価なので防刃手袋だけでなく、消防服や防弾チョッキなど様々な商品に使われています。また後述のスペクトラに比べると保温性に優れているので、冬場でも快適に使用することができます。

ただ紫外線に弱く、紫外線に当てると変色が起きたり、防刃性能が劣化したりします。太陽光だけでなく、蛍光灯でも長時間あてると劣化が起きる可能性があります。そのため使用しないときは暗所に保管する、インナーとして使用し、紫外線に当てないなどの対応が必要になります。メーカー公式データによると波長300~450ナノメートルの光(電磁波)をカットすることで劣化を少なくすることができます。

といっても屋外で使用する機会が多かったり、インナーとして使うのが難しいことも多々あります。その場合は、買い替えを前提として使用される方も多いようです。そもそも屋外で使うような作業用手袋を何年も使用することは難しいので、おおよそ1年程度で買い替える方が多いです。

また最近では「ブラックケブラー」というものが出てきています。ケブラーは通常黄色ですが、これを黒色に染色したものになります。ケブラーはなかなか色が定着しないため、何度も染色することになります。そのため、塗料が繊維をコーティングしているような状態になるので、通常のケブラーに比べると若干太陽光などによる劣化が起こりにくくなっています。

また塩素でも劣化するので、洗濯する際は漂白剤の入っていない弱アルカリ系の家庭用市販洗剤を使用する必要があります(洗濯不可の商品もあります)。

また一般的にケブラーは繊維と繊維の間に隙間があるため、突き刺しにも弱くなっています。ですので注射針やキリなどで刺すとほとんどの商品では貫通します。(キリに限らず、防刃手袋を着けて机などに手を置き、ナイフを思いっきり突き刺した場合、ほとんどの商品は貫通します。)

おすすめケブラー手袋!

ケブラーは比較的安価で種類も豊富にあります。そのため工場での作業中にケガをする事を防ぐためや護身目的など多様なニーズに対応できます。

2.スペクトラ

スペクトラ素材は米国のハニウェル社によって開発された繊維です。スペクトラ素材は、高強度ポリエチレン繊維で、ダイヤモンドのような高強度の炭素分子結合が ポリエチレンポリマーの中に見られ、世界で最も軽いポリエチレンで、かつ強い繊維になっています。ケブラー手袋の弱点を克服したといわれる素晴らしい繊維で下記のような特徴を持っています。

耐切創性

アラミド繊維の1.4倍以上の強度を持っています。同じ重量の鉄と比較しても、8〜10倍の強度を誇り、耐切創性にとても優れています。

軽量性

比重0.97(水=1)なので水に浮かぶほど軽量です。

耐化学薬品

優れた耐化学薬品性を持ち、海水、油圧油、ケロシン、灯油、ガソリン、トルエン、氷酸酢、塩酸、水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウム、漂白剤などの薬品実験で、2年間、製品の強度劣化がないことが実証されています。吸水による劣化も少なく、ケブラーの弱点といわれた紫外線にも強い抵抗力があり、防刃性能が劣化しないことがわかっています。
※防刃性能は劣化しませんが、グローブに薬品はしみこみます。また、色落ちの可能性はあります。

その他

軽量であるため非常に着心地が良く、また着た時にひやっとした感覚があるため、夏場などの野外作業・アウトドアなどには最適です。逆に冬場は直接肌着として着ると寒く感じやすいので、重ね着することがおすすめです。使用期限というものは特にありませんが、長くても3~5年程度で買い替えることが一般的です。

一方でケブラーに比べると耐熱性は劣り、マッチ等の火でも簡単に燃え広がりますし、熱湯でも防刃性能が劣化する可能性があります。またケブラー手袋より高価なことが多くなっています。一般的にケブラー同様、突き刺しには弱く、注射針などは貫通します。

おすすめスペクトラ手袋!

スペクトラは防刃性に優れており、紫外線などにも強いことから、屋外で農作業をする方や、とにかく高い防刃性を求めている人におすすめです。

3.タートルスキン


ワーウィックミルズ社がケブラー素材を使って開発した生地が「タートルスキン」になります。タートルスキンはその信頼性の高さから、NASAの無人火星探査機「スピリット・ローバー」が火星に着陸する際に使われた、クラッシュバッグにも採用されていました。タートルスキンの特徴は下記の通りです。

耐突き刺し性

タートルスキンの最も優れた点はケブラー生地でありながら「耐突き刺し性」を持っているという点です。上述の通り、通常のケブラー生地の場合、糸と糸の隙間に針が通ってしまうため、突き刺しには弱くなっています。しかしタートルスキンは↓のように綿密に繊維を編み込むことで細い針も通さないようになっています。

耐切創性

ケブラー生地で出来ているので耐切創性にも優れています。

動作性

従来の耐突刺手袋は生地が分厚く、操作性が非常に悪いという欠点がありました。しかし、タートルスキンは防刃性を維持しつつ、3枚の紙より薄く柔軟性や感触・快適さを損なうことのない繊維になっています。

おすすめタートルスキン手袋!

タートルスキンは防刃手袋では珍しく、耐突き刺し性と耐切創性に優れているという特徴を持っています。そのため、ガラスの破片や不法投棄された注射針を触る可能性のある清掃員や廃棄場作業員におすすめです。

4.ステンレス

皆さんよくご存じのステンレスです。まるで昔の戦の時に付けていた楔帷子みたいですね。ステンレスグローブは高い防刃性を持つだけでなく、動作性にも非常に優れています。また石鹸水やお湯などでも洗浄できるので清潔性を保てます。

おすすめステンレス手袋!

ナイフなどの鋭利な道具を使う際に手を保護するのに優れています。そのため、屠殺場で、肉、魚と甲殻類を扱ったり、加工工場や大規模な仕出し施設、または狩や肉屋などで手で骨を取り出す作業をする方におすすめです。

まとめ

求めていた防刃手袋は見つかりましたでしょか。当店は今回ご紹介した商品以外にもたくさんの商品を取り扱いしています。ご希望の商品がもしかしたら取り扱いがあるかもしれませんので、一度見てみて下さい!
防刃作業用手袋の一覧はこちら
護身用防刃手袋の一覧はこちら

それではまた!(o|o)

ご注意

・本記事はあくまで生地の一般的な特性を解説した記事になります。商品によって特性は異なりますので、本記事の解説と反する特性をもつ商品もあります。
・劣化しない生地はございません。一般的に使用を重ねるにつれて防刃性能も劣化します。定期的に交換することを推奨いたします。
・旋盤、チェーンソウ、丸のこなどの機械への防護機能をもつ商品は当店では取り扱いがありません。

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