
今週も特殊詐欺や侵入窃盗の被害が全国各地で相次いで報じられました。個人だけでなく企業も標的となる事例が目立ち、改めて日頃の備えの重要性が浮き彫りになっています。
今週注目の防犯ニュース
1. 特殊詐欺の被害額が2,108億円に、増加に歯止めかからず
警察庁公表の令和8年7月末時点の統計によると、特殊詐欺の被害額は2,108.1億円、認知件数は26,051件で、いずれも前年同期を大きく上回りました。被害の高止まりが続いており、家族間の声かけの重要性が改めて指摘されています。
出典: ScanNetSecurity
2. ニセ警察詐欺で上場企業が11億7981万円の被害に
警察官を名乗る電話をきっかけに経理部長が「資金洗浄事件の捜査」と信じ込まされ、上場企業の口座から約26時間後に約11億8千万円が不正送金される事例が報じられました。企業の経理担当者も標的になり得ることを示す教訓的な事例です。
出典: INTERNET Watch
3. 三重県警、特殊詐欺グループ8人を逮捕 被害総額は10億円超
警察官などになりすまして東京都の90代男性から現金をだまし取ったとして、三重県警が17~24歳の男女8人を詐欺容疑で逮捕しました。グループによる被害総額は少なくとも10億円に上るとみられています。
出典: nippon.com
4. 下関の民家で1億円超の空き巣被害、目出し帽の4人組か
山口県下関市の民家で高級腕時計や貴金属などが盗まれ、防犯カメラには目出し帽姿の4人組が写っていました。匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)の関与も視野に捜査が進められています。
5. 住宅用防犯カメラ、自治体の補助金は2026年度も高補助率で拡大中
相次ぐ強盗・空き巣被害を受け、2026年度は費用の最大9割を補助する自治体も登場するなど、住宅用防犯カメラなどの設置費用を補助する制度が全国で拡大しています。予算は先着順のため、早めの申請が呼びかけられています。
出典: 補助金ポータル
所感
今週は特殊詐欺の被害総額が2,108億円に達したという統計に加え、上場企業が11億円超の被害に遭う事例や、三重県の8人逮捕事案のように被害額が10億円規模に上るケースが相次ぎ、手口の巧妙化と被害の大型化が同時に進んでいる印象です。侵入窃盗でも匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)の関与が疑われる高額被害が続いており、個人・法人を問わず「不審な電話はまず疑う」「施錠を徹底する」といった基本対策の重要性は増すばかりです。自治体の防犯カメラ補助金は活用しやすい制度ですので、対象地域の方は早めの検討をおすすめします。
今後も特殊詐欺や侵入窃盗の手口は変化し続けると考えられます。日頃からの備えと最新情報のチェックを心がけましょう。
※本記事はニュース報道をもとに作成しています。最新情報は各出典元でご確認ください。