
10月11日から全国で「地域安全運動」が始まり、特殊詐欺や闇バイト絡みの犯罪への注意喚起が強まっています。今週は被害統計の更新や新たな犯罪手口の情報も相次いで報じられました。主なニュースをまとめてご紹介します。
今週注目の防犯ニュース
1. 全国地域安全運動、10月11日〜20日に実施 特殊詐欺・闇バイト対策を重点
警察庁は10月11日から20日まで「令和8年全国地域安全運動」を実施しています。特殊詐欺被害防止に向けた国際電話の利用休止・推奨アプリの普及、防犯カメラの整備促進、少年が犯罪実行者に加担しないための呼びかけを全国的な重点としています。
出典: 警察庁
2. 特殊詐欺の被害、8月末までで2,360億円超 前年比33%増
警察庁が10月2日に発表した令和8年1〜8月の特殊詐欺認知件数は29,687件(前年同期比+14.4%)、被害総額は2,360.7億円(同+33.2%)に上りました。SNS型投資詐欺やニセ警察詐欺の増加が目立っています。
出典: 警察庁
3. 給湯器“点検商法”詐欺、新宿のリフォーム会社元経営者ら8人逮捕 被害22億円
「一酸化炭素が基準値超で危険」などと偽り不要な給湯器工事を全国約1万3800人に持ちかけ、約3年間で計22億円をだまし取ったとして、警視庁がリフォーム会社の実質的経営者ら8人を逮捕しました。業務停止命令後も名称を変えて営業を続けていたとされます。
出典: NHKニュース
4. 自動車盗難防止へ東京海上日動と警察庁・7府県警が連携、契約者に防犯情報配信
東京海上日動は警察庁および7府県警と連携し、自動車保険の契約者向けに自動車盗難の未然防止に関する防犯情報を配信する取り組みを始めました。組織的犯行や電子機器を悪用した手口による被害増加が背景にあるとされています。
出典: レスポンス
5. 広島で6800万円盗難事件、トクリュウ事件相次ぎ県警が「下見」行為に警戒
広島市中区で現金約6800万円が盗まれた事件など、匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)の関与が疑われる窃盗・強盗事件が各地で相次いでおり、広島県警は犯行前の「下見」行為への警戒を強めています。
出典: 中国新聞
所感
特殊詐欺の被害額は前年を大きく上回るペースで増加しており、手口も電話だけでなくSNSやビデオ通話を使ったものへと多様化しています。一方で給湯器点検や自動車盗難のように、日常生活の身近な場面に入り込む手口も目立ちます。不審な電話や訪問には即答せず家族や警察に相談する、見慣れない人の「下見」らしき行動には注意を払うといった基本的な備えが、引き続き被害防止の鍵になりそうです。全国地域安全運動の期間中は、お住まいの地域でも注意喚起や啓発活動が行われる機会が増えると考えられます。
この機会に、ご家庭や職場での防犯対策を今一度見直してみてはいかがでしょうか。
※本記事はニュース報道をもとに作成しています。最新情報は各出典元でご確認ください。